外国の学者の言説だと思うと信じたくなる文明

「ジョージ・ポットマンの平成史」
ふざけた構成と思わせる導入から、しっかりと平成を解説してくれる手管がかっこよすぎる。
マンガの汗から、努力論へって、自然に流れるとは。
こんな講義なら居眠りもしないね。
ヨークシャー州立大学に留学したいぞ!

参考文献も多くて、研究成果を誠実にお届けするなんて、ガイコクジンなのにタイヘンだな。
ぜひ続編を!
永住して研究し続けてもらいたいというか、別のポットマン的な人物が現れても中のひとが同じなら大丈夫だ。

でもDVDを買うようには意識がいかないんだよなー。
映像では「なにいってんだコイツ」って顔をするポットマンが面白いんだけど、
コアな部分は本に落とし込めてしまうって、テレビの企画なのに悩ましいところなんだろうか。

以下、ほかに読んだの。2週分になってら。ははは。

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暴れておやりよブライエニー

「乱鴉の饗宴」下巻を読んだ。ジョージ・R・R・マーティン「氷と炎の歌」4巻。
5巻はまだ邦訳が出てないし、原作でも完結してない。

先を急ぐこともないからとだらだら読んでいたので、4巻から変わった訳名の変更にも自然に慣れた。
上巻でも思ったけど、戦後の権謀術数になると女性が強い。
剣で人を殺すヤツも強いけど、自分で子供を生む方が権力争いでは有力だ。

というわけで、女性にして戦士のブライエニーが実に主人公っぽいけど、
メインキャラがいつ退場してもおかしくない世界だからな……。


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応援される側から、する側になっていたAKB48

映画館で観損ねていた「Documentary of AKB48 Show must go on」をDVDで見た。

「非選抜アイドル」を読んであったので、総選挙のシーンでは前田敦子の隣の仲谷明香に目が行く。

段取りが酷かろうが過呼吸で倒れようが、幕は下りない。まさにShow must go on.
自分のために始めたアイドル道なのに、勝手に下りることは許されなくなっている。
一年で転換するもんだな…。成長なのか進歩なのか。

見どころは、ほぼ自動的に立ち上がる条件反射のダンス。そこに尽きる。
どんだけ追い込まれたらあの反射行動ができるようになるのか。

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いろんなものが漫画で表現できるよ

「長嶋有漫画化計画」

巨匠・萩尾望都、寡作・よしもとよしともも参加している。幕の内弁当のようで楽しい。
(これに限らずアンソロジーは好き。雑誌は苦手だけど)
原作小説もいくつか読んだことあるし、面白かった。

長嶋有の純文学小説を漫画にしてくれと、長嶋有自らが企画して編集している。
漫画家にしたら、自分の作品として爪痕や歯型を残さないといけないから大変だ。
(吉田戦車は圧勝している)

漫画家の力量ありきなんだけど、長嶋有作品の「いいとこ」が、するっと漫画になっている。
漫画って純文学の「いいとこ」を表現できるんだなぁ。
(極端な例で思うのもなんだが)
そういう企画だから成功なんだけど、となると、全編の「いいとこ」を本気で漫画にできたとして、
小説を読まなくてもいいとなったら、原作小説ってなんなんだ。

いや、原作なくして漫画化はないから、読まなくていいってことはないんだけど、
もし小説で伝えたいもののすべてが漫画になったとしたら
その伝え方に小説を選んだこと自体が見直されてしまう……

とか考えてるとチーズになるね。


以下、ほかに読んだの。

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宇宙世紀ジュアッグ

ガンダムのモビルスーツにとって、HGのガンプラになるというステータスは昔より落ち着いたもののそこそこ価値や意義がある。
というか、映像やゲームなんかのコンテンツきっかけでまとめて「HGになる」ことが通例だけに、あるとしたら「HGにならなかった」落ちこぼれ感なのかもしれない。

というわけで、あのジュアッグが「ガンダムUC」の流れで「HGになる」を達成してしまい、うろたえているモビルスーツたちは多いのではないか。

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なんぼカッコつけてもジュアッグはジュアッグだ。
(スミ入れもせずにカッコつけさせてゴメンなジュアッグ)

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ビリケンギャラリーでセーラー服コンプレックス2

ビリケンギャラリーで 「セーラー服コンプレックス2」みてきた。
今月25日までやってる。

逆柱いみり作品が、意外にも普通の女学生を出していた。脇にカッパ的な生物がいたけど。

図録に相当するワイズ出版の本は参加作家がカオスで面白い。
吾妻ひでお画が画竜の目になってると思う。これを欠いてしまったらホンモノではない、みたいな。
冒頭にあることで趣味性の尖りが違う。

どの作家もセーラー服を衣装や記号じゃなくて、着る人や状況まで踏まえている(ような)。
ほかの制服と違って、多くの人が身近に接したことがあるから、妄想も地に足がつくのかな。

しかし、森伸也作品はとりわけホンモノの凄みがあるよな…。
他作家は妄想はいってるけど、これだけ実物へのピュアな思い入れだものなぁ。


いか、ほかに読んだの。

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阿修羅ファンタジー

リボルテックタケヤの阿修羅をお買い上げ。
四天王もそろえたいところだけど、阿修羅だけで我慢だ。

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六本の腕が動くけど、可動の幅が大きいってよりは手や顔や服などの細部も合わさって雄弁に思える感じ。

フィギュアの写真ってメディアに出るような公式の写真よりもかっこよくできないもんだな…。


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シルクロードの果ての果て

「日本遊戯史」(増川宏一)
史料で確認される日本の遊び、玩具についてほぼ時系列で整理した資料本。

前作の「盤上遊戯の世界史」が、シルクロード周辺の遺跡で発掘された盤や駒という点の情報を集めたものだったのに対して、
文字や絵の「遊んだ」記録のまとめになっている。
「日本遊戯史」のほうが新しい(6世紀以降の)年代を扱ってることもあるけど、歴史が継続してる地域だからか。

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いまさらの干支もの

そういえば干支ものを飾ってなかったので、d-torsoの龍段を買ってきた。
クラフトクラブの水竜にしようかとも思ったんだけど、金色のほうが華やかだ。

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漫画のキャラが「いたらいいな」

「3月のライオン」(羽海野チカ)7巻
先生が頑張る。「教える」のは塾で代行されうるとして、「育てる」部分で無償の奉仕をする存在がいるのが学校。
現実に、ここまで無償で付き合ってくれるセンセイが少ないから、漫画(フィクション)になるんだろうか。
元担任の退場は「転校生が出るほどのいじめ」を放置した結果で、カタルシスといえばそう。
(でもそこで一瞬きもちよくなっちゃうのは、いいのか)


「もやしもん」(石川雅之)11巻
日本酒の仕込みをうっちゃってミス農大に(サプライズな設定も持ち出して)かまけるヘンタイシナリオが最高だ。
どんな女子にもハイレグやキツキツのコスを着せてきた(誤解)作品なのに、新キャラJKは頑なという突き放し。
特装版付録で作者の女体執着を改めて尊敬した。


というわけで、フィクションの良さの基本は「いたらいいな」「あったらいいな」だよな、と思った。

以下、ほかに読んだの。

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