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12/23に読みたかった「東條英機 処刑の日」など

文庫 「東條英機 処刑の日」
手紙と土地で導く、12/23のこと。謎解き風味なので、つい読み進めてしまう構成。
マッカーサーとホイットニーが知ってか知らずか、戦後のミカドはシャーマン的な存在へと戻っていったのかもしれない。
法律と歴史とに縛られた祭祀の王が、理想的な日本の家族像まで(いつのまにか)背負ってる。
仕事、多すぎだよな。


以下、年末年始に読んでた漫画。季節感はないね。

漫画「TATSUMI」
年末に読んだんだった。言葉にならないけど「わーっ!」って叫びだしたい衝動。
自分だけが割を食ったような顔した主人公のサイレント演技が迫ってくる。派手な感情表現とかなくても伝わるんだなぁ。
いい漫画納めになった。
70年代なのに読みやすいのも40年越しにびっくり。劇画漂流も読もう。

漫画 「アイ」1巻
見にくいもの、表しづらいものを分厚い布ごしに手探りするような。象をなでる群盲の一員気分。こわい。
神……じゃなくて、生の命を素手でつかみにいった。あ、生の命で生命か。
巻を重ねれば語られる出来事は具体的になるだろうけれど、
(ならなかったら肩すかしの雰囲気漫画になってしまいそうだが、それはない、として)
そこで盲が啓かれてしまったら、とてつもなく怖いものを見てしまいそう。

漫画 「オッス!トン子ちゃん」
名作という噂に違いなし。文庫で。
「ワタスのことわかってよーわかってる人と出会いたいよー」とばかりブヒる叫びからの脱却。
「これは違う」と排除することで痩せた個性をさらしたくなる、そんなサブカルの足音が聞こえたら思い出したい作品。
なにもなくても、先生は「わかってるよ」と甘えさせてくれるんだよね。この辺の甘えは、若者に限る。

漫画「青春うるはし!うるし部」
主に人物の首まわりがオカシイ。話がつながりそうで普通には進まないギャグに不安感の笑い。
主人公っぽい漆原の情熱を絶対に報わせないぞという執念すら感じる。漆塗りは静かに丁寧にコツコツやるもんなんだろうな。
漆塗りについての情報がしっかり入って意外…でもなくて、作者が職人だ。



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