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漫画のキャラが「いたらいいな」

「3月のライオン」(羽海野チカ)7巻
先生が頑張る。「教える」のは塾で代行されうるとして、「育てる」部分で無償の奉仕をする存在がいるのが学校。
現実に、ここまで無償で付き合ってくれるセンセイが少ないから、漫画(フィクション)になるんだろうか。
元担任の退場は「転校生が出るほどのいじめ」を放置した結果で、カタルシスといえばそう。
(でもそこで一瞬きもちよくなっちゃうのは、いいのか)


「もやしもん」(石川雅之)11巻
日本酒の仕込みをうっちゃってミス農大に(サプライズな設定も持ち出して)かまけるヘンタイシナリオが最高だ。
どんな女子にもハイレグやキツキツのコスを着せてきた(誤解)作品なのに、新キャラJKは頑なという突き放し。
特装版付録で作者の女体執着を改めて尊敬した。


というわけで、フィクションの良さの基本は「いたらいいな」「あったらいいな」だよな、と思った。

以下、ほかに読んだの。

「レンアイ漫画家」(山崎紗也夏)5巻
完結。からみにくい清美さんを核にした話が苦しそうな作品だった。最後まで。
周りも素直じゃないしクールで、うちに秘める性格なんだよな、お姉さん以外。その言えない感じが作風だよね、と繰り返し思う。
次は一幕ものとか固定の場所を舞台にした作品で、人物の絡みをじっくり描いてほしいなー。

「エクゾスカル零」(山口貴由)2巻
毎回、背景の設定と美学が追記される。かっこいいほうが強いルールだからイイヨね。
セリフフォントが違う女子は堀江美都子の声で読めばいいのか。

「宇宙兄弟」(小山宙哉)17巻
兄弟トークの場面でぐっとアガる。いつもながらまーるくできすぎてるなーと思う作品なんだけど、それが効くなぁ。
あと悪そうなオッサンがでてきてうれしい。悪人歓迎。

「マンガ世界の偉人 コロンブス」
法外な要求と野望に、空前の勘違い達成。しょうがない部分もあるけど、客観的には危ない人物だ。
その狂人らしさがヨイ。


文庫 「ねたあとに」(長嶋有)
ダメそうだけど迷惑かけない、依存しない大人たち。
細かいことばかり見ている作家は作者が理想とする存在なんじゃないだろうか。実践してたら、らしすぎていやだな。でも面々が作者の交友半径からモデル採集してるようなんだよな。
作中に出てくるゲームは、どれも「楽しむ才能」ありき。
人はルールのみを遊ぶにあらず、だね。

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