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外国の学者の言説だと思うと信じたくなる文明

「ジョージ・ポットマンの平成史」
ふざけた構成と思わせる導入から、しっかりと平成を解説してくれる手管がかっこよすぎる。
マンガの汗から、努力論へって、自然に流れるとは。
こんな講義なら居眠りもしないね。
ヨークシャー州立大学に留学したいぞ!

参考文献も多くて、研究成果を誠実にお届けするなんて、ガイコクジンなのにタイヘンだな。
ぜひ続編を!
永住して研究し続けてもらいたいというか、別のポットマン的な人物が現れても中のひとが同じなら大丈夫だ。

でもDVDを買うようには意識がいかないんだよなー。
映像では「なにいってんだコイツ」って顔をするポットマンが面白いんだけど、
コアな部分は本に落とし込めてしまうって、テレビの企画なのに悩ましいところなんだろうか。

以下、ほかに読んだの。2週分になってら。ははは。

「盤上の夜」(宮内悠介)
囲碁や将棋、麻雀などのゲームをテーマにした小説。
どの競技世界でもトップは異様ななにかをまとっているものだけど、それが小説ならなおさらの狂気。
しかも現実世界に相当な変人が実在するけど、それを超えてしまうのがフィクション。
架空の抽象世界である盤上に全生命を委ねられるのは狂気の技で、状況は過酷な方が面白い。
グロ・エロの場面もあるので、そっちからの「追い込まれ」もあるというか、作者のサドっ気がきつい。


「闇金ウシジマくん」(真鍋昌平)24巻
生活保護くん。働きたくないけどヒマはつらいし、誰かの役に立ちたい。
カネはほどほどで、それ以上に承認欲求。
うまいことNPO法人で欲とカネを回せそうな気もするけど、できたらだれかやってるな。
あれだ、生活保護のひとどうしで、お互いに部屋を掃除するのはどうか。
なんだったら炊事や洗濯でもいいけど。ついでに話し相手になってもいい。
で、お互いに5万円ずつ払ったつもりになる。
同額だからお金の移動はないけど、形式は仕事だから責任感や達成感があるんではないか。
……それすらも難しいように思える。


「チュウチュウナカッコ」(あらいあき)
なんだかわからないけど、ヘタレすぎるカナコが面白い。
いじらしいと同情するのをとおりこして、あきれて笑えてしまう。
下がり眉毛で、水木しげる画のようにオドけた目がいいんだよな。


「トモちゃんはすごいブス」(森下裕美)1巻
西のサイバラのような、ちょっとくずれた背格好の話。
見た目も含めて人物が面白いんだよなー。出オチすれすれの顔してるのに味があるし、かわいい子はかわいいけど圧倒的でもない。
かわいくてわかければという条件付きだけど、ちゃんとしなくても何かやんなさいって程度の指南がユルくていーんじゃないすかね現代的に。


「さんてつ」(吉本浩二)
三陸鉄道の震災体験記と、復興への道すじ。
当日の回想はいろんな漫画を読んだけど、トンネルは大変だな。
ひとりで乗客を助けて帰ってきた運転士に「生きてたんだ」じゃないよ! 待機命令だしといて!
しかし、いろんな事情や思いはあるだろうけど、元通りにするよりは何か前向きになにか変えてもいい気がする。
けど、そういうもんじゃないんだろうな。


「マンガ世界の偉人 諸葛孔明」
「マンガ世界の偉人 ガリレオ」
なにげに通しのナビ漫画「メリーノ!」がハイテンションで面白かったりする。





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