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ポケモン頂上対談を聞くには教養がいる。

「ポケモン世界チャンピオンに聞く」(ロマンサー)を読んだ。

世界チャンピオン経験者が、いかにして勝ったかを振り返る。
聞き手も有数のポケモントレーナー。

将棋や麻雀の頂点を極めたひとが語るように、勝負論、精神論、人生観などが導かれている
……ということはまったくなくて、終始、ポケモンバトルの戦略について語っている。

ポケモン歴やバトルへの取り組み方から、ポケモンバトル以外に感じる何かが学べることはまったくない。
(人によるのかもしれないが)
思いっきり間口を狭めているし、図版や補足説明も一切ないので、マニアックすぎて気持ちいい。

この手の勝負本、チャンピオン本では、ついつい
「ポケモン知らないひとにも、バトルの真剣さや盛り上がりが伝わるように…」
とか、エディトリアルのスケベ心が顔を出しそうなところなのに。
一般受け? しらねえよ!
ってなもんで、清々しい!

そもそも、教養を得られそうな(笑)新書っぽい体裁なんだけど、実はムック。
そこから面白い。これ、羽生名人の新書の隣に並ばないかな。
かっこいい企画だ。異常で異形だけど。



以下、ほかに読んだの。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 愛蔵版」(安彦良和)10巻
衆愚になってしょうがねぇから選民で導いてやるよ、そのためにニュータイプっていう革新キーワードも使うよ、という手段のために語るギレンと、
ニュータイプの実体はどうだかまだわからないけど、ニュー世代は戦争のない状態だろ、と理想的な結果を想定しているレビル。
アニメでもやってたシーンなんだろうけど、漫画のがすっと入ってくるな。
安彦歴史漫画として読んでいる。


「アイ」(いがらしみきお)2巻
神とか命がどこにあるのか、とかそういうことなんだろうけど、もちろん簡単にはわからない。
とにかく背後から迫って一気に詰めるシーンを繰り返し繰り返しやることで、
あるんだけどわからない、実感の押し付け。受け入れたらいいんだろうけど、その抵抗感。
穴のように、ないものを押し付けてくるような。


「夜回り先生 希望編」(土田世紀)
絶筆。いわゆるイイ話だ、とわかってしまえないのは、実在の人物を活かした構成だからだよな。
事実をもとに、土田世紀が肉付けしていた話なんだけど。
なんというか、サンタクロースが誕生しつつあるような、伝説生成の途中というか。
センセイ、おつかれさんした。さよなら。


「電波の城」(細野不二彦)16巻
こんがらがってきた。誰が何をどこまで知ってて、知ってそうで、知ってもおかしくないのか。
牛込も参入してきたぞ。


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