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けん玉道は死なないことと見つけたり

5月の旧聞。とあるツテで、けん玉大会を見物してきたのだった。
第34回全日本けん玉道選手権大会。
競技けん玉の世界ではもっとも大きなタイトルだそうな。

意外と中学生が多い、強くて、しかも上位が関西揃いだから、
兵庫や大阪で特異なけん玉教育機関があるのかしら。


遊戯の延長かと思いきや、見ていて対戦形式が気になったのでメモ。


決勝戦の模様がこちら。

競技の流れについてはこのテレビ番組がわかりやすい。

まず予選は、予め告知された技12種を二回ずつ行って(試技)、
成功回数が得点になる。最大24点。
4から5人のブロックに分かれていて、最高得点のひとが決勝へ。

敗者復活と決勝は一対一の対戦を繰り返すトーナメント。

タイマンの流れは、
くじ引きで決まった技を交互に1回ずつ行って(試技)、
失敗すると相手に加点される仕組み。
双方にともに成功または失敗したら引き分け。

引き分けは「タイム競技」で決着。
これは10種の技を順番に成功させるまでの時間を競うもの。
失敗してもやり直していいけど、その分タイムに影響する。


指定の技は大会の数週間前に告知されているので、
参加者(演技者)は重点的に練習してくるみたい。
(タイム競技については毎回同じ)


面白いのは、勝負なんだけど、相手のことはあまり関係ない。
自分が失敗しなければいい。逆に言えば失敗してはいけない世界。

でも、そもそも全日本選手権に参加できるのは“けん玉道”弐段以上の達人だけなので、
予告された技がまったくできないなんてことはない(だろう)。
やったことあるけど、毎回できるとは限らないな…というレベルだと思う。
ひとによって技の得手不得手もありそう。

だから、トーナメントでの勝敗、成功失敗は、その日、そのときにいつもどおりできるのか、にかかっている。
メンタルが非常に大きな割合を占めてそうだ。

けん玉だから遊戯だろうと思いきや、
一回の試技の成否が重たくて、スポーツなんだよね。
しかも、相手の失敗を待って、ストイックに成功を重ねるのみ。
より難しい技が高得点ということもないから、得意の大技で逆転する、とかもない。

全体の芸術点とか、技の構成での採点がないから、フィギュアスケートとか体操でもないし、
相手の苦手な技を振るとか、俺はこんな難度の技ができるぜ、という(ラップバトル的な?)攻めもない。
記録を競うタイム競技は陸上競技の投擲、跳躍種目に似てるか。

……でも技構成の総合を競うパフォーマンス大会もあるので、
今回見た試合規定が特にストイックな「負け抜けの果し合い」の世界なんだろうな。


失敗が許されなくて、100点満点にどこまで近づくか。
何に近いって、学校の体育のテストに近いのかもしれない。
縄跳びを誰が最後まで続けられるかな、みたいな、アレね。

なんか、小学校の授業で採用されてるってのも納得だ。
確かに筋力重視じゃなくて、バランスや持久力、集中力が鍛えられそうだものな。



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